千野 厚
准教授

Ph.D. in Finance (University of Washington)

千野 厚准教授

Ph.D. in Finance (University of Washington)

大学卒業後、民間企業勤務および国内外の大学院を経て、2012年に米国ワシントン大学(シアトル)にてファイナンス博士号取得。以降、国際大学、長崎大学勤務を経て2022年4月に立教大学経営学部に着任。ファイナンス・金融論の分野において、企業レベルの財務・株価データを用いた実証研究を行っている。特に最近は、企業で働く従業員の特性や日本における労働市場の法規制が、企業の財務政策や企業の株価収益率に与えている因果的影響の推定を中心に研究している。研究論文は、Journal of Financial and Quantitative Analysis, Journal of Corporate Finance, Financial Management 等の国際的学術誌に掲載。授業は、コーポレート・ファイナンス、インベストメント 等を担当。

専門分野

ファイナンス・金融論

所属

経営学部 経営学科
経営学研究科 経営学専攻博士課程前期課程
経営学研究科 経営学専攻博士課程後期課程

学歴

PhD (Finance) Foster School of Business, University of Washington
MA (Economics) University of Virginia
MSc (Economics) London School of Economics
大阪大学経済学研究科 (経済学修士)
慶応大学経済学部 (経済学学士)

主要な研究業績

'Does dividend policy affect sales growth in product markets?: Evidence from the 2003 dividend tax cut' (with Joonho Kim), Financial Management (2022) vol.51 pp.539-571.
'Alternative work arrangements and cost of equity: Evidence from a quasi-natural experiment', Journal of Financial and Quantitative Analysis (2021) vol.56 pp.569-606.
'Do labor unions affect firm payout policy?:Operating leverage and rent extraction effects', Journal of Corporate Finance (2016) vol.41 pp.156-178.

アワード・ファンディング

科研費基盤研究(C)「従業員の年齢構成、特に高齢化が企業金融に与える影響」2020年~2023年 (研究代表者)
科研費基盤研究(C)「雇用の流動化が企業価値及び企業財務に与えた影響」2017年~2020年 (研究代表者)
科研費基盤研究(C)「正規雇用から非正規雇用への代替は、企業財務行動にどのような影響を与えているか」2013年~2017年 (研究代表者)