倍 和博
客員教授

博士(経営学)麗澤大学

倍 和博客員教授

博士(経営学)麗澤大学

企業と社会を巡る会計学領域を研究対象としている。具体的なテーマは、①会計手法によるCSR活動定量化モデルの設計・構築、②ESG・代替的評価手法を用いた財務情報と非財務情報との統合情報の生成等を対象とする財務報告プロセス研究である。現在、マネジメントプロセスに準拠したCSR関連コストの抽出・集計方法の開発とビジネスレポーティングとしての統合報告のあり方に関する研究に取り組んでいる。

専門分野

会計学、CSR会計、財務報告プロセス

学歴

獨協大学経済学部経営学科 卒業
獨協大学大学院経済学研究科経済・経営情報専攻博士課程前期課程 修了

主要な研究業績

Saito, K., Bai, K., Suzuki, M. (2020). Identifying Materiality and Disclosure of Non-Financial Information, Pan-Pacific Management Science 2020, (3), 35-43
倍 和博、齋藤香織(2019)「SDGs達成に向けた企業価値評価と情報開示への新たな視点」、Disclosure & IR、 Vol.11、 124-132
倍 和博、吉田哲朗(2018)「企業と社会を巡る統合情報生成への視座」、産業経理、Vol.77 №4、35-45
Bai, K.(2017). Prospects of Financial Reporting for Sustainable Corporate Value Creation, Journal of Management Science, Vol.8, 17-24
倍 和博(2015)「持続的な価値創造に資する財務報告の今後のあり方」、會計、第187巻第4号、39-51

アワード・ファンディング

日本経営会計学会賞(受賞年月日2008年10月11日)
日本経営実務研究学会業績賞(受賞年月日2011年6月11日)
日本経営実務研究学会功労賞(受賞年月日2012年10月27日)
公益社団法人全日本能率連盟顕彰牌(受賞年月日2017年9月27日)

社会活動

社団法人全国経理学校協会(現、全国経理教育協会)「コンピュータ会計能力検定試験」作問委員(至2004年3月)
経済産業省「健康資本増進グランドデザインに関する研究会」委員(至2008年3月)
日本商工会議所「電子会計実務検定試験」検定部会委員(至2018年3月)
経営学会関連協議会評議員(至2018年3月)

インタビュー・メディア

ESGへの対応と記述/非財務情報の開示
SDGsと統合情報

著書

倍 和博(2005)『CSR会計を導入する』、日本規格協会

倍 和博(2008)『CSR会計への展望』、森山書店

倍 和博(2010)『簿記システム基礎論〔第5版〕』、創成社

大久保和孝、菱山隆二、日和佐信子、郷原信郎、松本恒雄、倍和博他(2008)『会社員のためのCSR経営入門』、第一法規

倍 和博編著(2009)『CSRマネジメントコントロール:企業と社会をつなぐ3つの仕組み』、麗澤大学出版会

倍 和博編著(2012)『永続企業の条件:環境変化に打ち克つ5原則』、麗澤大学出版会